浅田真央、スケートとともに成長してきたのでスケートとともにクリスマスを過ごせるのはうれしい

Number Web によると。

 それは、特別な時間だった。

 2014年12月21日、新横浜スケートセンター。「クリスマスオンアイス」の昼の公演を観た。

 今公演に出演するクリス・ハートが歌う『まもりたい』とともに、スケーターたちが登場する。

 2014年の全日本ノービス選手権ノービスAで優勝した三宅星南に始まり、ブライアン・ジュベール、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ、織田信成、クリストファー・ベルントソン、デニス・テン、鈴木明子、イリヤ・クーリック、チン・パン&ジャン・トン、高橋大輔、浅田真央がそれぞれのソロのナンバーを披露し、第1部が終了した。

 第2部では、各スケーターがクリスマス・ソングにのって滑る。ニコライ・モロゾフとアナベル・モロゾフの親子が登場するサプライズもあった後半を締めくくったのは、クリス・ハートが『クリスマス・イブ』を歌う中、実現した高橋と浅田のコラボレーションだった。
.

記者会見に笑顔で登場した高橋大輔と浅田真央。

 終了したあと、記者会見に臨んだ高橋の第一声には高揚が感じられ、表情も晴れやかだった。

 「すごい緊張していたんですけど、楽しくできたと思います。クリスさんとのコラボでしたが、歌声がきれいで、クリスマスなんだなと感じながら僕たちも滑ることができました」

 浅田も笑顔だった。

 「高橋選手とのコラボレーションも、クリスさんとのコラボレーションも、夢のようだなって。生で歌ってくださっているんだなと思いながら滑っていました。自分のソロもそこまで緊張することはなかったです。たくさんのお客さんの前で滑りたいと思っていたので、わくわくした、楽しい、という気持ちのほうが強かったです」
.

2人にとって、長年過ごしてきたのとは異なる年末。

 そして2人はこの1年を振り返る。

 「2014年は僕にとってはいいこともあったんですけど、しんどかったこともありました。その中でもいろいろなことが経験できて、自分にとっては勉強になった1年だと思います」(高橋)

 「2014年はオリンピックもありましたし、考える暇もなく1日1日をスケートに捧げてきたのが前半でした。シーズンが終わってから自分で考える時間ができて、いつもとはちょっと違う生活になり、こうしてまた滑るという形で締めくくらせてもらった2014年です」(浅田)

 2人にとって、長年過ごしてきたのとは異なる形での年末でもあった。

 高橋は言う。

 「全日本で10年以上ですかね、クリスマスどころではなかったというところがありました。今回、イベントという形で皆さんと一緒に楽しむことができるのは、頑張ってきたからかなと思います。試合をしていない自分に対してぜんぜん違和感はなくて、正直それには自分でもびっくりしています。ひとつ次に、ほんとうに行ったのかなって今は感じています」

 一方の浅田。

 「全日本は小学6年生から出てきたんですけど、そこからほんとに長い間、毎年試合があってのクリスマスという感じでした。スケートとともに成長してきたのでスケートとともにクリスマスを過ごせるのはうれしいことです。スペシャルなショーをできる、滑らせてもらえるのはすごくうれしいです」

 2人の言葉に、あらためて、高橋と浅田がどれほど長きにわたり、日本のフィギュアスケートを牽引してきたかを思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です